『国は何個あるんだ?』
『6つよ。ここはネイチャー・クラウピア。自然を司る国。風をあやつったり、天気や気候を変える技術は、ここがトップね。

次に東の、フレイム・クラウピア。炎を司る国。まあ、名前そのまま。


西のアース・クラウピア。地を司る国。ここには地上界の「土」や「岩」や「石」があって、それらを操る技術が発達したわ。

地球の、ネイチャー・クラウピアの真反対に位置するのは、アクア・クラウピア。水を司る国。氷も、ここが1番ね。

で、北のシャイニング・クラウピア。天使や神との契約に関しての知識を蓄えてる国ね。

これの反対もあって、それが南のダーク・クラウピア。悪魔やこちらも神との契約は随一。

まあ、こんなところね。』
 ダーク・クラウピア…

悪魔とかとの契約を公で許してるなんて…

どーゆー神経してんだ?

このクラウピアって世界は。

『ダーク・クラウピアって…』
『あ、悪魔を悪い奴らって思ってるでしょ?』
 ナナが聞いてくる。

そりゃそうだ。

『まあ…』
『悪魔は絶対悪じゃないの。それと同様、天使も絶対善ってわけじゃないわ。それに関しては、ここで生活していけばわかるわ。』
 ふーん。

ここで生活か…

…は?

『ここで生活!?』
『そーよ。』
『なんでだよ!!』
『まあ、それに関しては、すぐわかるわ。それに着いたし。』
『な…』