…………………………

『ふわぁあ…』
 大きなあくびをする。
『いつまで寝ぼけてんの?』
 目の前には可愛い女の子…

…ナナ?

え?

このアングルは…

膝枕っ!!

『ご、ごめん!いつの間にか!///////』
 顔が真っ赤で、

心臓がバクバクしている。

『しかたないわよ。最初は眠くなるもんよ。瞬間移動魔法は。それに魔力もかなり使ってるし。』
 ナナは立ち上がる。
『さて、行きましょ。』
 そして、歩き出した。

が、すぐ振り返って…

……………

その振り返りざまがかわいい…

『あ、城に入ったら、ちょこっと、言葉遣い変わるけど、気にしないでね。』
『ちょこっと?わかった。それより、聞いていいか?』
『いーよ。』
『ここはどこだ?』
『クラウピア。あなたたちの住む地上よりも、はるか上空にあるの。あなたたちは雲と呼んでるみたいね。これを。』
 白いフワフワをトントンとける。
『雲…そんなはずないよ。だって、雲は、霧とかと同じで…』
『まあ、そういうのと、私たちの国は地上から見れば、ほとんど似てるわね。だけど、違うの。まあ、そのことを知ってるのは、地上では一握りの人だけだけどね。』
『???』
 なんか、チンプンカンプンだ。

…死語だな。