朝になると嫌なことや
考えたくないこと
全て忘れてたら
いいのに…



そんなことを考えながら
朝の陽射しに
目をかすめながら
ゆっくりと目をあける



相変わらず外では
セミの鳴き声で
騒がしい



私はいつものように
支度をして
学校へと向かう



今日の空は少し
曇っている


自分の心を現している
かのように
曇っている空を
見ていると
ますます気持ちが
落ち込んでいく



土手道に入り
私が咲いていた
場所へ向かい
足を止める



私が今もココで
咲いていたら
きっとこんな幸せや
苦しみも
あじあわずにいた


そして―……


誰も傷つけることも
なかった