午後6時。
私と香織は…駅にいた。
私たちの町にある唯一の駅。
私と香織はこれから、電車に乗って1駅先の町の塾に行くのだ。
なぜ、自分達の町にある塾に行かないのか?
それは綾香に見つかるとややこしいから。
だから…塾に行く時も綾香に見つからないように。
私たちは香織のお父さんが仕事の時に使う大工道具を乗せる軽トラックの荷台に隠れて行く。
帰りも一緒…。
「香織。アツの宿題した?」
「ううん。綾香が毎日来るから…見られないように書いていない。由奈は?」
「まだ…」
私は答えた。
私と香織には夢がある。
それは…高校では綾香と離れること。
別々の高校にいきたい。
私と香織は…駅にいた。
私たちの町にある唯一の駅。
私と香織はこれから、電車に乗って1駅先の町の塾に行くのだ。
なぜ、自分達の町にある塾に行かないのか?
それは綾香に見つかるとややこしいから。
だから…塾に行く時も綾香に見つからないように。
私たちは香織のお父さんが仕事の時に使う大工道具を乗せる軽トラックの荷台に隠れて行く。
帰りも一緒…。
「香織。アツの宿題した?」
「ううん。綾香が毎日来るから…見られないように書いていない。由奈は?」
「まだ…」
私は答えた。
私と香織には夢がある。
それは…高校では綾香と離れること。
別々の高校にいきたい。


