本当の僕の夢を聞いたらクラスメートは
『面白くない』
と言うだろう。

夢は…面白いとか面白くないとかで決めるものではない。
僕は夢というのは絶対に叶えるものだと思っている。

そして。
安定した生活を手に入れた僕は…
今のまま…何も考えないまま大人になっているであろう一部のクラスメートを今度は僕がバカにしたい。


『がり勉』
とからかった奴らをバカにしたい。


僕が安定した生活を何故、こんなに望むのか?
それには理由がある。

僕は父親と母親との3人暮らし。
家はお金持ちでもないし、どちらかといえば貧乏で。
家は安い市営のボロアパートだし。

そんな僕がなぜ、塾にいけるのか?
それは…お母さんのパート代を全て塾に回しているから。