1月。 とうとうこの日が来た。 お互いに進路が決まった。 同じ高校。別にひろきが行くから 一緒に行くってわけじゃなかった。 ひろきのお父さんが わたしのことも誘ってくれた。 ひろきはわたしと一緒に 行くのがいやな感じがした ある日。 『ちはるこれからは友達にならない?』 「え?」 『…別れよう。疲れた。』 とにかく突然だった。 ショックだった。何にも言えなかった。 わたしに何がいけなかったのか、 なんにもわからなかった。