タカはタカなりにカエデのことを解釈してたみたい。 黙って話を聞いていると「カエデって俺のこと好きだったのかな」と言われた。 「好きじゃなかったら付き合わないでしょ」 「そう!そう言うんだよ!カエデって。 『好きじゃなかったら付き合わない』ってさ。ただ、シンプルに『好き』って聞いたことない」 「シンプルにかぁ…」 それから沈黙が続き、レナが来た。 タカはサンキューな。と言って、研究室に戻っていった。レナとのすれ違う瞬間に会釈をした彼の横顔はあたしとココで会う前より辛そうに見えた。