『海外旅行コーナー』と大きく書かれた看板の下に、目的の本はあった。 本をもってレジに行こうとすると世界遺産めぐりのガイドブックがあり、表紙に大きく『マチュピチュ』と書いてあった。 「マチュピチュかー」 高校生のとき、一緒にいこうとハヤテと話した場所。 シュウくんと何回かマチュピチュの話にもなったけど、結局乗り気にならなくてオーストラリアになった。 何気なくパラパラとめくっていると、突然「カエデ…?」と呼ばれた。 驚いて後ろを振り返ると、そこには彼がいた。 ハヤテだった。