「そうか。
じゃあ、一緒に行こうや。

初めてやな。
夜、二人で出掛けるらあて。」


「そうやね…。」


夜…二人。


その言葉にドキドキしだした。


変に意識してしまうやん。


「ねぇ、何赤くなっちゅうが(なってんの)?」


一人ドギマギしゆう私の顔を、純が覗く。