花火【企画】

そして花火が始まる。



夜空に色とりどりの光りを放つ。



川には屋形船と、遊覧船。


その隙間に花火が映っていた。


「綺麗やね。」


私が呟くと


「うん。
ホンマに綺麗やな。」


膝に置いてた手を、さりげなく純が握ってくれた。




ヒューーー……



ダァーーン…



空一面に、大きな花火が上がっては消えて…そしてまた上がった。