「……自分は国の住民を指一つで倒せる神なのだと……」 若い男は黙って聞いていた。 「………『破壊神』とでも言うべきか…?」 「………フッ……その名前……ピッタリですよ…キング…。」 鼻で笑うと部屋の奥へと姿を消した。 ワインを片手に窓から向かいの建設中の建物を眺めた。 「……明日……一瞬で終わらせよう……一瞬で………」