破壊都市






真夏日の太陽が真上でサンサンと照り始めた…




それに伴って少しずつ辺りが開けてきた。







足元の死体を見たとき、更なる寒気に襲われた……







「………サエコ…!!!」






爆発が起きた時、ドレス姿のサエコが自分の方へ飛びかかってきた瞬間が脳裏をよぎる…







「………うわァァアア!!」

すぐさま立ち上がって周囲を慌ただしく捜す…




頭の中がパニックになり、足の痛さも感じない…

「……サ……サエコ……!」


首もどれぐらい回っているのだろう…

普段より回ってしまっているのかもしれない……


それほど必死になって四方八方捜した。






「……サエコォオオ…!!おーい!!……サエコォ!!」








濃霧の中、慌ただしくサエコを捜す…






タキシードの男からかなり離れてしまった…






サエコを捜して1時間が経とうとしていたが、一向にサエコの姿は見られない…




「……ちくしょう…」


体力に限界を感じ、バラバラに積み上がったレンガの山に腰を下ろした。