誰もいないホームは少し怖かった。 待合室に人影を見つけたので、そこに行ってみると。 男の人が一人。 あたしが入ると、男はこっちを見て少し目を輝かせた。 そんな視線など気にせずにベンチに座るあたしを男はずっと見ていた。 …見た所、23歳くらいかな。 ちょっと年上だね…。 ま、そんなことはどうでもいいんだけど。 男はあたしの身体を舐めるように見て、声を掛けてきた。