「……あなたの親が帰ってきたらすぐに同棲を止めること。それと、その後高田先生に近付かないこと。約束、出来るわよね?」 「…はい。」 「じゃあ、黙っててあげる。あなたも、学校は辞めないでいいから。」 そう言って、小野田先生は資料室を出ていった。 先生、辞めなくていいんだよね。 ……良かったぁ。 ぺたんとその場に座った。安心したら、ボロボロと涙が出てきた。 良かった。 ホント良かった。