「小野田先生も…、先生が好きなんですよね?」

「…………。」

「お願いします。このこと、黙ってていただけませんか。あたしが、学校辞めてもいいんです。先生のために誰にも言わないでください。お、お願いします!」



涙が出た。

あたしには、これくらいしか出来ないから。



襲われそうになったあたしを、先生が助けてくれた。


優しい先生。

意地悪な先生。

クールな先生。

子供っぽい先生。


全部、全部、大好きだから。





今度はあたしが、


先生を守りたい。