この前買った花柄のワンピースを着て、髪の毛もコテで巻いて、少しだけど化粧もした。

ど、どうかな?


少しドキドキしながら先生がいるリビングに向かう。



「先生、支度できたよ。」

「…ん。じゃ行こっか。」


先生も私服で、やっぱりカッコイイ。

少し緊張しながら助手席に乗る。


「お前な、座ったらパンツ見えそうだぞ。胸も見えそうだし、それから…」

「もう!先生、出かける前からぐちぐち…テンション下がるでしょ!」


あたしを横目で見ながら、ぐちぐち言う先生。

せっかく先生のために、ちょっとでも可愛いって思って欲しくてしたのに、文句ばっかり。



「これ着とけ。肩出しすぎなんだよ。他の男が変な目で見る。」

自分が着ていた黒い上着をばさっとあたしに放り投げる。