「俺のことも、怖いと思う?」


抱きしめながら言う先生。

怖いわけがない。


「怖くない…先生にだったら何されても怖くない。」



もっと強く抱きしめながら、

「お前な…そういうこと言うな。」

我慢出来なくなるだろ。 って小さい声で言った。




抱きしめる手を緩めると、あたしは自分からキスをした。

先生に、忘れさせてほしい。さっきのこと。


先生はすごく驚いてたみたいだけど、あたしにキスをした。雨が降ってるのも忘れるくらい、深くて熱いキスを交わした。




ホントだもん。

先生だったら怖くないよ。






だって好き…だから。