「お、お願いします…。」
「ん。」
満点取ればいいだけ!
絶対キスなんかしないもん!
先生はまだニヤニヤしてる。絶対あたしが満点取れないと思ってる!
「じゃあ教科書持って来て。テストは明日だから気合い入れろよ。」
「はーい。」
すぐ教科書を持ってリビングに向かう。
「こっちおいで。」
先に座っていた先生が手で隣の席を指す。
うっ カッコイイ。
黒淵メガネを掛けてる先生は教師モードでキリッとしてて…カッコイイー…。
「はい。どこから?」
「えっと、ここ。この計算まではわかるんだけど、応用が全然ダメで…」
「あー、ここは…」