急に緊張してきたあたし。

まさか先生が、ずっと前から知ってる人なんて。



「ひなた、2階上がろう?俺の話聞いて。」

「…うん。」



あたしの部屋に入った先生はドサッとベットに座った。そして隣をぽんぽん叩く。


あたしが隣に座ると先生が話しはじめた。




「俺が12んとき、ひなたはまだ6歳だった。いつも俺の後ろに付いてきて、『大きくなったら俺のお嫁さんになりたい』とか言って、


アイスとかも俺がチョコ味だったら、お前もチョコ持ってたのに違うのに替えて『蓮くんのちょっとちょうだい』って妹みたいで可愛くて。」



あたし、そんなことしてたんだ。

あたしの目を見ながら話す先生。