「なに、にやにやしてんだよ」 ぽかっ。いつの間にか帰ってきてたアイツに頭を叩かれた 「アンタねぇ…」 文句のひとつでも言ってやろうと顔を向けたら、何かにぶつかった 「ほらよ。お前好きだろ?」 ずずずとコーヒーをすすりながら、差し出されたメロンパン 「うん、好き……。大好き!」 受け取ってすぐに、袋を開けて口に運ぶ 一口食べれば、甘い香りがいっぱいに広がる お腹が空いてたせいか、いつもより速く食べた