時計と時刻表をちらりと見比べて、次の電車を確認した


良かった


電車はもうすぐ来るみたいだ


ほっと一息ついたら、なんだかお腹の虫が顔を出してきた


「売店でパンでも買おうかなー」


なーんて思いながら鞄の中から財布を探してた時だった


「お前、なにしてんだよ…」


不意に聞こえた声に、手を止めて振り返った