ずっと窓を眺めてたアイツが口を開いた 「……お前、まじで笑いすぎ」 「だって、アンタが」 え…… 不意に目の前が暗くなる 「少し黙れ」 耳をくすぐるようなアイツの甘い声だけが聞こえた 何も考えられなかった でも 冷たい唇の感覚だけがした