「そんなの、お前だったら、いくらでも入れてやるよ」 むすっとした怒り顔をまた赤くさせながら言ったアイツの言葉に 「あはははー」 私は、また笑った 「アンタ、よくそんなクサイ台詞言えるわねぇー」 「……るせー」 ひじ掛けに頬杖をついて、アイツはそっぽを向いてしまった 「あはは、ごめんて」 そう言ってはみたものの、やっぱり私の笑いは止まらない 息苦しくなってきた 息を整えようと一旦笑いを止めて息を吸う