「よっ!……何だよ、ノリ悪いな雄大。そんな目で俺を見んな」 「はは…何だお前か」 「何だ、とは何だ。ご挨拶か」 こいつの名前は赤坂京平。見た目通りの、元気野郎。京平からパワフルさを取ったら何も残らないぐらい、ポジティブな奴。 六限目が終わって、やっと放課後。掃除当番は京平と僕と、クラスメイト三人。五人で教室を掃除するのは、中々無理がある話だ。 「なぁ雄大。さっき見たけど、校門で葵が待ってたぞ」 「あぁ、またか…分かった。行こう」