「2人が幸せなら…」 「巧っ!!!」 妃乃がクラスメートを掻き分けて、俺のそばに来た。 「――…おめでとう」 「ありがとう」 「…幸成、放っておいて良いの?」 俺がそういうと妃乃は幸成をちらっと見て、大丈夫と笑った。 「はいっ。巧にあげる」 「……コレ…。 チョコレート…?」 「うん♪ 巧にあげる」