―――――しーん。








「はっ」



気がつくと、教室に居る人全てがうちらを見ていた。




廊下の外に居る先生までもが、こっちを見ている。






「あ…その〜………」








「おめでと〜〜ぅ」

「両想いじゃんよ」

「見せ付けか!?」



急に、どっと押し寄せた皆のお祝いの言葉。





遠巻きに見ていたはずなのに、いつの間にか近くに接近している。