先生はあたしの顔を覗き込みながら言う。


あっ、やっぱりカッコイイんだね?

生徒たちが騒ぐのがわかる気がするよ。





「だったら、もっといて下さい。寂しいなんて嘘だって顔にでてますけど」


「プッ…出てたか?」





やっぱり嘘だったわけね?

変な事言わなくて良かった。




チェックを済ませ、先生を下まで送りに行く。





「先生、また来てくれますか?」


「お前に惚れたらな」


「うふっ。じゃ明日も来てくださいね?」


「自惚れか?」


「いいえ、願望です」