そうだったな。
サヤカが泣くから俺はなんとかしてやろうと思ったんだった。


あの時はお前が好きだったから何とかしてやりたかったんだ。





−ピンポーン……−





こんな時間に誰だ?いたずらか?


俺は吸っていたタバコを消して玄関の扉を開けた。




なんで…お前がいんだよ?


何しにきた?



せっかく忘れようとしてんのに来るんじゃねぇよ。