美しい花−先生と秘密な関係−【上】

先生はどんどん中に入ってくる。


あたしはブラウスのボタンを手で隠すようにして立ち上がった。





「お前っ……」





あたしに近づいてくる先生の足が止まってしまった。


気づかれたの?
隠したかったのに。

ブラウスのボタンが弾け飛んでないのに、それでも隠したかったの。





「先生、開けてくれてありがとうござい……」







…………先生?


あたし汚いよ?
触れないほうがいいよ?


でも安心する。



先生はあたしを抱きしめてくれた。