美しい花−先生と秘密な関係−【上】

震える声を隠せてるかな?


お願い…なにも気づかないで…。





『どこだ?またトイレか?』


「いえ…体育館の用具倉庫です…」


『すぐ行く。待ってろ』

「はい…」





すぐに先生は扉を開けに来てくれた。


急いできてくれたんだね?先生の息が切れてる。


ありがとう…先生。





「大丈夫か?なにまた閉じ込められてんだよ。しかもこんなとこで」


「そうですよね…」





ほんとあたしって馬鹿だな。のこのこついて来て。


ついて来なかったらよかったよ…。