ふらついたあたしを支えてくれたのは先生。


横で気まずそうにしてる保健医。



そらそうよね。生徒に聞かれてたんだから。






「お邪魔してすみませんでした」






あたしが先生から離れて、一応謝っておいた。


さすがに、あたしもどんな反応をすればいいか分かんないし。






「プッ…邪魔だ。さっさといけ」


「はい」





満面の笑みを浮かべてそういう先生は、相変わらず余裕らしい。


あたしは急いで保健室を出た。