周りがあたしの事をヒソヒソと話してるのが聞こえてくる。




“マナちゃんが可哀想”

“松本さんって冷たいよね”

“ほんと調子にのってるよね”


なんて聞こえてくる。




誰もあたしの頬の心配はしてくれないらしい。


まあ、いいんだけどね。



この日から、あたしはクラスみんなに無視をされ始めた。



元々、群れるのが好きじゃなかったあたしには友だちはいなかったし。


そんなに気にはならなかった。