リビングにレンの姿がなくてあたしはレンの部屋に向かった。


ベッドの上で仰向けに寝転び目の上に腕を置いてるレン。


あたしはベッドに腰をかけレンに話かけた。





「レン…心配かけたくなくて、今まで秘密にしてたけど…うちにはお金がないの」


「はぁ?お袋が貯めた金があるんじゃねぇの?」




レンは体を起こしてあたしを見つめてきた。


あたしがスタイルで働いている理由を話した。


レンはケイくんの父親にすごく恨みを感じてるみたいだった。





「俺も働く」





話しを聞くと、自分も働くと言い出したレン。


でも、レンはまだ中学生だし働くのは無理だ。