───だ、だ、誰っ!? 声をかけられた瞬間、私は反射的に奇声を出してデッサンを隠しながら後退った。 「…そんなに驚かなくてもいいのに。 まだ幽霊じゃないんだから」 「す、すみません………」 “まだ”という言葉に何となく引っ掛かったけれど、今はそれどころじゃない。 誰もいないと思っていたのに、いきなり同年代ぐらいの男の子が声をかけてきたのだ。 「あ、あの………、いつからここに………?」 「う~ん、あんたがくるずっと前かな」 ───ずっと見られてたんだ。