「なんて呼べばいい?」

「えっと…」

「“桜庭さん”じゃ、千秋ちゃんも桜庭さんだもんね」

「…美桜。
美桜でいいよ」

「年上なのに?」

「どうせ1歳しか変わらないんでしょ」



まさか………。


また逢うだなんて、思いもしなかった。


しかも、こんなところで…。



「2人ってどんな関係ーっ!?」



ただただ、千秋の叫び声が耳の奥で響いていた…。