日曜日。 ちょうどあの日の1週間後。 私はまたあの近くにきていた。 ───左手のカバンには妹の千秋に見せる、あの桜の絵。 今は千秋の病院に向かっている。 あとほんの数メートル。 お父さんは残念ながら仕事の都合が合わず、今週はお見舞いにはこれない。 だから、今日は私ひとりでお見舞いだ。 「あら、千秋ちゃんの………」 「こんにちは」 病院のロビーで、顔なじみの看護婦さんに声をかけられた。 「千秋ちゃんならさっきお部屋にいましたよ」