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「どういう事だ! あれは俺が出るはずだった戦だろーが!?」


土方の室に、怒声が飛ぶ。
会議が終わってからすぐ、土方は抵抗する和早を強引に連れ込んだのである。


「それで、何か問題でも?」

「ああ大有りだ! 今回の戦ばかりは危ないかもしれねぇのに…」

「……」


沈黙した和早に、土方の表情が険しくなっていく。



「お前、まさか…」



死ににいくつもりか?


か細く紡がれたその言葉が、静寂な室内に酷く響いた。