*** 「どういう事だ! あれは俺が出るはずだった戦だろーが!?」 土方の室に、怒声が飛ぶ。 会議が終わってからすぐ、土方は抵抗する和早を強引に連れ込んだのである。 「それで、何か問題でも?」 「ああ大有りだ! 今回の戦ばかりは危ないかもしれねぇのに…」 「……」 沈黙した和早に、土方の表情が険しくなっていく。 「お前、まさか…」 死ににいくつもりか? か細く紡がれたその言葉が、静寂な室内に酷く響いた。