流華の楔





「第二の命って、刀でしょう?」


「…そうですね」


「僕の病の為にそれをあの僧侶に渡したと?」


「まあ……半分はその為ですけど」



しかし全ては己のせいであり、真実を明かして恩を売りたいわけでもないが。


迷った末に、認めれば。