「……あれ、沖田組長……と新崎さん!?」 何故にこうなる。 強制的に聞き出そうとした途端、現れた新選組平隊士。 和早と同じ年頃の、青年と呼ぶべき者、数名。 好奇の目で見られている感じが否めない。 「みっ……」 うち一人が突然詰まらせるように言った。 「みっ」とはなんぞと、和早は首を捻るが。 「三つ巴だあっ!!」 さらに意味不明な言葉が、和早を悩ませることとなった。 .