そして、 季節は十月へと移る――… 「ギャアアアア!!!」 「………」 幹部全員が「え゙」という表情をする中、和早は至極冷静に奇声の主を眺め見る。 彼の名は、伊東甲子太郎。 藤堂の仲介で新たに新選組の仲間となった。 新参者ではあるが、近藤が連れて来たかなり有能な男。 入隊後すぐに参謀になれたくらいだから相当なのだと思って良いだろう。 「な、なななな何故このようなところに女子がッ!!」 ビシ、と真っ赤な顔で和早を指差す新参者。 この態度はともかく、一発で見抜いたその目だけは認めよう。