僕は僕が嫌いになりました。 ははははははー……は。 (沖田、心の呟き) 「なーんであんなことしたんでしょうか。なんであんなこと思ったんでしょうね僕」 熱とは恐ろしいものだ。 人の人格と思考までもを変えてしまうのだから。 おかげで朝食をとるのも憂鬱だ。 「あーあーもう最悪ですよ。女嫌いの僕が! あんなことを!」 熱なんて出すのではなかった。 ずかずかと自分らしくもない足音をたてながら廊下を進む。