「その子が好きだったから。かな。」 「そうなんだ…」 …2人の中に、沈黙が流れる キーンコーンカーンコーン… チャイムが鳴った。 「そろそろ、戻る?」 あたしが聞くと、龍は 「なぁ、このまま、サボらねぇ?」 「えっ?」 すると、龍は起き上がり、あたしの手を握り、走り出した。