わたし…イジメっ子です



「冬子~夏生が話しあるってさ!」


紗耶香が叫ぶ


クラスメイトがクスクス笑い合う


冬子は不思議そうに私を見た


………私は


『……冬子あのさ…』


紗耶香は腕組みして様子を見ている


「どうしたの?まさか何かされた?」


どこまでもお人好しの冬子


私が今、何を言わされるかも知らないで


「早く言えよ夏生~!」

その声をきっかけに私は動いた