わたし…イジメっ子です

「それよりさぁチャンスあげるって話…どうする？もし私の言う通りにしたらイジメやめてもいいよぉ？」


私はその言葉にすっかりとりつかれてしまった


イジメをやめてくれる？

思ったより早く解決できるかもしれない状況に私は笑みを浮かべた


『本当？約束だよ！チャンスって何？』


私が紗耶香に詰め寄ると紗耶香は笑顔を見せてこう答えた


「冬子が戻ったらさぁ……あんたなんか友達じゃないって言ってよ！」


『………え？』


さっきまでの期待感は一瞬で砕けてしまった