しばらくするとお母さんが入ってきた


「夏生、これ見て!」


お母さんが持っていたのはアルバムだった


「久しぶりに見ない?」


『アルバム?何で?』


「いいから」


そう言ってアルバムをめくりだした


そこにはまだ赤ちゃんの私が写っていた