『俺が…死んだ裕にできることは何もない』


「そうね…でも春汰はこのままではいけないんじゃない?」


『もうイジメはしないよ、ヤンキーみたいなこともやめる』


「うん、でもね母さんは思うよ?亡くなった裕君に春汰ができること」


その言葉に俺の死んだような目に光が射した気がした


『……なんだよ?俺が裕にできることって』