電話が鳴った


『……はい』


「あ…良かった~出てくれた!私、可南子だよ~」


三年の女だった


一度だけ遊んだだけの女

「ね~今度遊ぼ?」


……ウゼェ


お前に興味ねぇっつーの!


『悪いな…そんな気ないんだよ』


「えーっ!なんで…」


ブツッ


面倒臭くて電話を切った

迷惑なんだよな


……………


この瞬間、俺は裕を苦しめる方法を思い付いた


携帯電話を使った嫌がらせ


それはネットに裕の悪口を書く事だった