裕の返事を待たずに俺達は席をくっ付け弁当を広げた


「なんだよ!さっきまで楽しそうに話してたじゃねぇか」


大成が裕達を威圧する


裕達は黙ったまま


「まぁいいじゃん!それよりこの後サボらないか?」


裕にだけ話しかける


「……いや、僕はいいよ」


そう答えた瞬間、俺は裕の机を蹴った


『断るなよ…一緒に遊ぼうぜ?』


これでクラス中が感じたハズだ


裕は俺達…不良グループに目を付けられたと...


有史の作戦は完璧だった

いきなり騒ぎ立て先生に嗅ぎ付けられるより


ずっと効率が良い


裕も実感していたハズだ

逃げられないと...