もっと嬉しそうな表情をしているかと思ったけど、鳴瀬の顔は固まったままだった。
「何なの?」
「…言いたくない」
「何でだよ」
「先生には言いたくない」
「ユウ君だろ?」
鳴瀬の表情が余計に強張った。
「何で…知ってるの?」
「この前中庭で電話してるの見たし」
そう言って笑おうと思ったけど、笑えなかった。
「…ユウ君に、告られた」
鳴瀬は小さく言った。
「何なの?」
「…言いたくない」
「何でだよ」
「先生には言いたくない」
「ユウ君だろ?」
鳴瀬の表情が余計に強張った。
「何で…知ってるの?」
「この前中庭で電話してるの見たし」
そう言って笑おうと思ったけど、笑えなかった。
「…ユウ君に、告られた」
鳴瀬は小さく言った。

