純はあたしを救ってくれた救世主、なのかもしれない。 こんな大切な友達に出会って、なにかあったらぶっ飛んで行く。 今はみんなと一緒にいたいと思って帰るのが遅い。 「──ねぇ……聞いてる?」 「聞いてない」 「だから、どうしたら結奈みたいにモテれる?」 「……は?」